仕事で感動して泣けるってとても幸せなこと

私が、初めて教師になりたいと思ったのは、中学生の時。
「いつか教師としてここに戻って来たい」と夢を抱きました。

大学へ進学し、教員免許を取る課程を進んでいましたが、いざ就活の時期になると、教採を受けることに「部活がまだ忙しいし…」「合格できるほど勉強できなさそう」と及び腰の自分がいました。
正直なところ、一般企業に進んでみたい気持ちがあることに気づき、「教員を目指すのは、あと一つ二つ経験を積んでからにしよう」と決意しました。
しかし、一般企業へ進んでみると、教員への夢はどこへやら。日々懸命に働くのに精一杯で、ゆっくりと自分の将来を考える余裕がありませんでした。
そんな中、就職して一年半を迎える頃、体に異変が。悪性リンパ腫という病にかかっていました。長期療養に迫られ、ベッドで毎日過ごすうちに、「もし五十年前だったら…違う国に生まれていたら…どうなっていたんだろう。救ってもらった命で世の中に恩返しがしたい。」そう思うようになりました。
今の仕事も好きだけれど、私でない誰かでもできることかもしれない。私は、この経験をした「私」にしかでない仕事がしたい。つらい思いをしている人の力になりたい。
そう思った時、「そういえば、教師になりたかったんだ。“企業勤め”と“病気経験”、本当に二つ経験を積んだ。教員採用試験を受けよう！」とひらめきました。

そこから闘病しながら勉強の日々。しかし、勉強しようにも、もう大学は卒業しているし、大手のスクールに通うお金も体力もない。できることは、本を買ってひたすら自己流に勉強することと、ネットで試験の情報を収集するくらいでした。
一番困ったのは論作文。これまでちゃんと書いたことのなかった私は、作文と論作文の違いすらわかりませんでした。どうすれば良いのかわからないまま、日々は過ぎていきました…。
そんな中、友人が地元の教師養成塾を紹介してくれました。そこは現場のいろはや論作文の書き方などを講座として毎週教えてくれる場でした。
私はラッキーなことに地元でこうして一つ教えてもらえる場を得たことで、ぐっと世界が広がりました。採用試験も、教わったことをベースにしながら自分なりに傾向と対策を練り、2度目の受験で社会科の正規採用として合格することができました。
しかし、もし教えてもらえる場がなく、自己流の勉強を続け、情報も少ないままだったら、合格までもっと時間がかかっていたことと思います。

教師は素晴らしい仕事。そんな仕事につきたいと思う人を、応援したい。そう思い、このサービスを始めました。
私は結婚を機に一旦退職しましたが、今も現場に足を運びつつ、子育てが落ち着いたらまたできる形で教員として復帰したいと考えています。私が教壇に復帰するときに、やる気と愛情に満ち溢れた先生たちが現場で生き生きと活躍してくれていたら、こんなに心強いことはありません。
One's teacherでは、教員採用試験を受ける際に必要となるノウハウをお伝えしながら、合格までのカリキュラムを組み、学習をサポートしていきます。
自己流の勉強だけで困っているあなたの力になれるはずです。一緒にがんばりましょう！

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